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カーショーのストレート 〜ねじりを使った体のケア〜

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筋反射というものを使うと鋭く筋肉を収縮させることができるので、大きな力を産むことができるということを前々回の記事に書いた。↓

トリプルアクセルの比較 〜紀平梨花が使う筋反射とは?〜

それともう一つ重要なことがある。それは、トップアスリートは腕や足をねじりながら加速してるということ。例えば、ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー。彼はピッチングの時に左腕をねじるようようにスイングしている。

この映像は決して変化球を投ている時だけでなく、ストレートを投ている時もこのような腕のふりになる。

この動きは、野球のピッチングだけでなく、バッティング、テニス、ゴルフ、アメリカンフットボール、サッカー、ランニングなどなど。あらゆるスポーツでトップアスリートが採用している動き。

なぜ腕をねじるのか?

では、腕や足をねじるとどのようなメリットがあるかと言えば、

怪我をしにくいから。

例えば、直線的に腕を振ったとすると、肩の一部の筋肉を痛めやすい。

ところが、腕をねじると肩周りの筋肉を全体的に「まんべんなく」使えるのでどこか一ヶ所の筋肉を痛めにくい。

例えば、肩関節には図にあるようにローテーターカフと呼ばれる筋肉に包まれている。これら小さな筋肉たちが均等にねじられるような構造になってる。

画像1

なので、腕をねじりながら投げると、肩の負担は小さいわけで。

一見すると、怪我をしそうだが、こちらの方が明らかに肩全体の負担は小さい。

ねじりを使った体のケア

これは体のケアをするときも同じで。

うちの治療院はストレッチは基本的には行わない。

なぜなら、筋反射の説明であるように、筋肉は引っ張られると筋紡錘と呼ばれるセンサーが働き、強く収縮するから。

マッサージやストレッチの本来の目的は筋肉を緩めること。

しかし、筋紡錘を刺激することはその目的と反してしまう。

なので、筋肉を揉んだり、引っ張ったりするのは良くないことだと考えてる。

なので、うちの治療院では肩の痛みを取るときにこのように、肩関節をねじる動きをしながら、筋肉を緩めていく。すると、面白いように筋肉は緩み、硬さは取れ、痛みのなくなっていく。

ということで、当院の施術に興味のあるかたはこちらまで。

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