2007年に首位打者&最多安打を獲得した元日本ハムの稲葉篤紀。彼によるとバッティングのポイントは
①トップを作っておく
②右膝でとらえるの2点
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なんでみんなトップを作らない?
近代野球では、変化球の種類が増えた。ボールはいろんな変化をするし、いろんなスピードのボールがランダム来るのを、バッターは対応しなくちゃいけない。
当然、予想外のボールが来てタイミングを外されることも多い。それに対応するために、トップ(弓矢でいう最も弦を引いた状態)を最初に作っておいて、そこから振り出すことであらゆるボールに対応するというのが稲葉選手の持論。
でも、これには問題があって。それは、動画にあった稲葉選手の昔のフォームみたいに顔の前にグリップがあり、それから後ろに引いてトップを作ると、グリップを引いた反動でスイングができる。ところが、最初からトップを作っておいて急にスイングをするには反動が使えないために振りにくい。
実はこれができるのは筋反射を使える一流打者だけ。ここでも筋反射が大事になってくるわけだ。
筋反射についてはこちら → 悪魔王子と呼ばれた天才ボクサー 〜筋収縮と筋反射の違い〜
右膝でトラえる
さて右膝でトラえるという感覚は、まさしく以前にも書いたこの投手の右膝の使い方と同じではないか?
バッターもピッチャーも、いやテニスやサッカーなど手や足を加速するスイング系のスポーツには共通する動きがあることがわかる。
ということで、そんなスイング系スポーツのための体のケアに興味のある方はこちらまで。