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ピッチングは行きながら戻る? 一流投手の「乗せ」と「間」

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ピッチングでは体重移動をしなくてはいけない。片足立ちになり、軸足でバッター方向へ移動する。この時、軸足の股関節にしっかりと体重が集約したニュートラルなポジションがある。この時、軸足の股関節周りの筋肉は均等に伸ばされ、どこにも力が入ってない。かつ、全体重が右股関節に集約され、この後の大きな力を産む準備ができる。

これを、野球界では「乗せ」があると表現される。

行きながら戻る?

軸足に、つまり後ろ足に「乗せ」があり、その「乗せ」をキープしたまま体重移動をする。それをこちらの動画では、

「前に行く意識と戻る意識がある」と表現しているのではないか?(動画の最初、五十嵐投手の解説)

また、動画でも言われている「前足をゆっくり着地しろ」というのも、ゆっくり前足を着地すると「乗せ」をずっとキープできる、という意味ではないか。

軸足はずっと地面につけたまま

さらに動画で斉藤和巳投手が(1分44秒〜)左足を地面につけた時、右足も地面につけたままのイメージと語っている。これは、以前にも書いたこの動きの究極である。

名投手の右足の使い方

メジャーリーグの名投手の右足の使い方

斉藤和巳投手のこの足首のを外へ反らす、外反の動きはとても強烈で、前足が着地する寸前までかかとが地面に着いている。(その様子はこちらの動画の最後で)

これにより、「乗せ」ができ、「間」が生まれる。これにより、大きな力を溜めることが可能となり、後の大きな力の爆発(強烈な股関節のねじり動作)を生むことができる。

軸足は蹴らない

アマチュアではよく、ピッチャーは投げる時に軸足で地面を蹴れと教わることがある。しかし動画の4分20秒〜の斉藤和巳投手が説明している、「右膝を押し込む」動きがプロの投手に多い動き。この動きをじっくり見ると右膝が内に入り、股関節が内旋(内向きにねじられている)。これにより、股関節がねじられて、そのねじりの連鎖が、股関節 → 骨盤 → 脊柱 → 肩甲骨 → 腕 と伝わっていく。

プロの投手の下半身の使い方

「前に行く意識と戻る意識がある」

「左足を地面につけた時、右足も地面につけたままのイメージ」

「(地面を蹴るのではなく)右膝の押し込み」

の三つに関する解説動画とそれを実践している千賀投手の動画がこちら。

最後に斉藤和巳投手の「左足を地面につけた時、右足も地面につけたままのイメージ」の映像もご覧ください。

当院では、このようなプロ投手の動きに則った治療を行なっております。ですから、通常のマッサージやストレッチとはやり方がかなり違います。

当院の施術に興味のある方はこちらまで。

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