大物アーティストのボディーケアの話が来てたけど、丁重にお断りをすることになった。理由は、自分の信念を曲げることになるから。お話としては悪くないんだけど、自分が今まで発信して来たこと、持ち続けた信念と違うことをすることになるので。
大事なのは信頼
どんなことでも一番大事なのは信用だと思ってて。自分を信用することが自信であり、自信があるから高いパフォーマンスを保てる。
他人に信用してもらうから、どんな仕事でも依頼をしてもらえるわけで。
だから自他共に信用ってのがないとダメなわけで。
その上で一番やってはいけないのが嘘をつくこと。自分にも他人にも。
それをしちゃったら人生が終わっちゃうくらいに思ってる。
今回の話は非常に条件の良い話だった。けど、オレの信念とはかけ離れている点があって。それは別にどっちがいいとか悪いとかじゃなくて。プレイスタイルが違うということ。もし、好条件目当てに、それを引き受けちゃったら、オレ自身が治療家として死ぬと思った。なので丁重に断らせてもらった。
治療家として成長すればするほど儲からない
正直、悩んだけど、やはり自分としては嘘つきたくないし、死にたくなかったので。
最近、どんどん治療家としての腕が上がって来てるせいか、患者さんの痛みが劇的に取れることが増えた。あまりに痛みが取れるので驚かれることも少なくない。
昨日も、知り合いの飲食店に行ったら、ウエイターの子が首が痛いと。マッサージしていると行ったら、名刺をくださいって。どんなことするか説明しようと軽く触ったら10秒ほどで痛みが取れちゃった(苦笑)。
また違う知り合いは肩こりでマッサージしてるんだけど、うちの「マッサージを受けると2ヶ月は体が軽い」と。
つまり、腕が上がるほど儲からないということ。
うちはマッサージ店じゃない
マッサージビジネスでは回数券を売るとか、宣伝をしたりとか、気持ちいいマッサージをしたり、リラクゼーションやらなんやらと、顧客満足ってことにフォーカスして売上をあげるのが普通。でも、
うちの治療院はあくまで治療することが目的で、痛みを取ることが最大の目的。
だから、痛く無くなって通ってもらわなくてもいいし、それを目指してる。むしろ、そうすることでどんどん、口コミで新規の患者さんがくるような治療院にしたい。
絶対にマッサージ店にしたくない。だから、最近では気持ちいいマッサージを希望する人はどんなにお金を積まれても断るようにしてる。それって正直つらい。でも、きっと10年後、この判断が正しかったって思える日が来てるはず。