ニューヨークのスポーツ整体・日本人スポーツ整体師 | Kiichiro NYC

上半身は水のように 〜上半身に力を入れることは百害あって一理なし〜

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すでに引退してしまったけど、杉内俊哉っていうピッチャーがいた。彼は特別早いストレートがあるわけでもないのに、三振をたくさんとっていた。

140キロのストレートというのはプロ野球では平均くらい。最近なら遅いくらいじゃないかな。それでもバッターは空振りをする。

その秘密はこちらの動画で。11分9秒から。

上体は水

動画でもある通り、上半身は水のように。これはつまり、上半身、特に腕の力はできるだけ抜くということ。確かに力を入れて投げるとスピードは上がる。でも、そのせいで彼は肩を痛めた。だから、力を抜いて投げると肩の痛みはなくなり、バッターも打ちづらくなった。スピードは遅くなったのに・・・。なぜ??

「スピード」と「キレ」

野球の世界ではピッチャーの投げるボールの速さを表す表現に

「スピード」と「キレ」というものがある。スピードは文字通り、スピードガンで測った時速何キロかってこと。そしてキレってのが難しくて。表現としては手元で伸びるとか、ピュッと来る感じ。なんとも、感覚的な話だけど、そういった現場でしか感じられない感覚というものがスポーツにはあって。

機械では測れないし、目にも見えない。でも、明らかに普通の人のスピードボールとは違う何かがあるわけで。

これは野球に限らず、サッカーだってダンスだってあるじゃない?なんというか、キレという何かが。一流選手が持つ、独特の柔らかさと独特のスピード感。

もっといえば、一流のシェフの包丁さばきもそうだし、一流のギタリストのピックさばきとかもそう。

上体は何もしてない

杉内投手も言ってるけど、結局、上半身は何もしてない。何も考えてないって。

でも、リリースの瞬間だけ100%の力を入れる。というか、実際は100%の力がオートマチックに入る。なぜなら、力の源は下半身にあるから。下半身が大きな力を生み、上半身はそれを増幅しながら伝えるだけ。伝えるだけだから、力は入ってない方がいい。だから、うちの治療院ではウエイトトレーニングのような筋トレはしない方がいいと言っている。

肩こりも同じ

うちの治療院には肩こりが治らないから筋トレするって患者さんは多い。

でも、うちの上半身を柔らかくする施術を受けると肩甲骨はグニャグニャになる。

で。

それくらいできる人はまあまあ、いるじゃない?

でも、うちがすごいのはその効果の持続性。毎週、通う人っていないから。

肩こりが楽になるから毎週通うって、マッサージ師にとって負けに等しい。

それって一時的な効果だから。

それって素人でもできるから、プロの仕事じゃないから。

多くのマッサージ師はリピーターが増えたって喜ぶんだろうな。

オレは屈辱でしかないけど。

ということで当院の治療に興味がある方はこちらまで。

Japanese Massage NYC Kiichiro