今日の患者さんは長年の腰痛で、最近は肩こりもひどくなったという方で、居合抜きをしている方。
居合い抜きって、全然違うようで、実は野球とも共通点は多い。と言うより、あらゆる動きをよりナチュラルでより効率的にと、突き詰めていくと、結局は全て同じになる。それはスポーツだけでなく、ダンスだって、楽器だって、なんだってそう。
今日もバッティングについて話をしたら、その方は「居合い抜きにも通じる」と言われていた。
バッティングも居合い抜きも腕は最後
日本ハムファイターズのヒットメーカー、近藤健介選手は全盛期には4割バッターも夢ではない、とまで言われた。
そんな近藤選手も、スランプに陥ってしまった。
スランプ脱出後に、近藤選手はこんなことをインタビューで語っている。
ヘッドとはバットの先の部分のこと。
バッティングで重要なのは、足で起こったネジりの連鎖を、下から順番に伝えると言うこと。
つまり、そこにタイムラグがあるわけで。
下半身が周り、体幹がまわり、肩甲骨に伝わり、腕がねじられ、さらにバットにその力が伝わる。
だから、バットのヘッドは最後に動かないと下半身のねじりが効率よくバットに伝わらない。
スイング始動は遅い方が有利
「ヘッドが先に動くと始動を早くしないといけない」
インタビューで言っているが、それはヘッドが先に動かすと、腕でスイングをしてしまうから。それだとスイングスピードは遅くなる。なので、早くスイングを始めないといけない。プロ野球レベルになると速いストレートと遅い変化球などいろんなボールに対応しないといけない。ほんのコンマ何秒でタイミングをズラされるし、そのコンマ何秒のズレで打てないのでプロの世界。
スイングを早く始めてしまうと、狙った球と違うボールが来たら対応できない。
だから、できるだけスイング始動は遅い方が、じっくりボールを見て、いろんなボールに対応できる。
そのためには始動が遅くて、ボールに対応できるだけの速いスイングスピードが必要になる。
そのためには足からねじりの連鎖を伝えることが不可欠と言うこと。
そんな体の連動を使った、当院の施術をしたところ、その方の肩こりと腰痛は面白いように緩んで、筋肉はゆるゆるに。いつもは、肩や腰をゴリゴリとマッサージしてもらうそうだけど、今回は肩も腰も全然触らずに、筋肉が緩んだので驚かれていた。
と言うことで、当院の施術に興味のある方はこちらまで。
Kiichiro Sports Conditioning Massage NYC