今日は五十肩のため腕が上がらない新規の患者さん。症状が出たのは3ヶ月前からで、痛みは引いたが肩が上がらない、後ろに手を回せないなど関節の動きに制限が出ていると。
肩の動きは8通り?
肩関節の動きは基本的には8種類と学校では教えられる。
腕を横に上げる外転と上げた手を下げる内転
手を前に上げる屈曲と後ろに上げる伸展
肩を外にねじる外旋と内にねじる内旋
腕を前に伸ばした状態から横へ動かす、水平伸展と水平屈曲
ほとんどのリハビリやストレッチはこれらの動きを用いて行われる。
でも、本当にそうか?
肩の動きは無限にある
でも、360°動きのある肩の動きが8種類ってないわけで。斜め前とか斜め後ろとか。さらに同じ斜めでも前よりの斜めとか、まあ、無限にあるわけよ。
例えば野茂英雄の動きを見ると、
これだけ複雑な動きをしてるわけじゃない?
本当に8種類しかないのか?って。
あと、野茂のピッチングフォームを見たらわかると思うけど、首は傾いているし、体も傾いている。そんな状態で腕を動かすのと真っ直ぐ立って腕を動かすのとでは明らかに、全体の筋肉の使い方は違うじゃない?
なら、体の向きも含めてもっとマッサージもストレッチも複雑になるはず。
ということで、当院ではそんな複雑な動きを取りれた新感覚のストレッチを行なっております。今日の五十肩の患者さんも始めは痛くて動かなかった肩が、動くようになりました。
当院のマッサージに興味のある方はこちらまで。