ニューヨークに来た時、マッサージの仕事をしようにもうまくいかなくて、ずっと飲食店で働いていた。もちろん、日々の生活費を稼ぐという目的もあったけど、
治療とは?
ということを学ぶいいチャンスだとも思った。結局、どんな仕事も「人を喜ばせる」という意味では共通しているから。なら、どんな仕事でもいいから、今できる仕事でそれをとことん、追求してみようと思ったわけで。
矢野阪神は強くなる
去年から言ってるけど、オレは矢野監督になって阪神は強くなると思ってる。いくつか理由はあるんだけど、その一つに「ファンを喜ばせる」というのがある。例えば、ファンに声をかけられたら握手してあげたり、練習中にスタンドから声援を送られたら手を上げるだけでもファンは喜んでくれるから、それをやろうと。メジャーリーグでもそうなんだけど、ファンサービスは単にチケットやグッズの売り上げ増加だけじゃなくて、プレーも良くなると思ってる。
人を喜ばせるには相手を見ないといけない
相手を嫌な気持ちにさせるのはとても簡単なこと。汚い言葉で罵れば嫌な気持ちにできる。最近のネットが荒れてるとか言われてるけど、あれって誰でもできる。
逆に人を喜ばせるのは非常に難しい。相手が嬉しいと思うことをするには相手が何を言われたら喜ぶか知らないといけないから。だから、相手がどういうことを思っているかって人をじっくり観察する癖がつくわけで。それって野球で相手が何を考えているかって観察することに繋がるわけよ。
人を喜ばせるとクリエイティブになれる
相手が何をされたら喜ぶかってのがわかっても、どうやったら喜んでくれるのかって手段を考えなきゃいけない。それは人それぞれ違うじゃない?だから、これを考えることでクリエイティブになれるわけ。
チャンスに強い人、弱い人
そして何より、大事なのはチャンスに強くなるということ。これを読んでいる方も経験があると思うけど、「ここでいいところを見せてやろう」って思うと大抵、力んで失敗しちゃうわけよ。。でも、「あの人のために頑張ろう」って思うとチャンスやピンチでも力が発揮できる。
自分のために頑張ると力んで失敗するけど、
他人のために頑張ると人はチャンスで力が出るわけ。
飲食店も治療家も、やることは同じ
で、最初の話に戻るけど、飲食店で働いてた時からオレはこれを意識してた。例えば、ニューヨークは外国人(アメリカ人以外の人)が多い。ベタだけど、中国人なら「謝謝」、フランス人なら「メルシー」ブラジル人なら「オブリガード」って、その国の言葉でありがとうって言うだけですごい喜んでくれるわけで。常に仕事中もアイフォンで調べたわけ。
で、先日、グーグルの社員のポーランド人の患者さんにそれを言ったら、とても喜んでくれた。すると心を開いてくれる。すると、会話が弾んで信頼関係も築ける。もちろん、痛みが取れたってのもあるけど、信頼関係があるから、施術途中くらいから毎週来て欲しい、と言われたわけよ。
本気を出せる人がチャンスに強い人
矢野阪神にとってファンサービスって野球と直接関係ない。練習だけやればいいって思うかもしれない。オレにとって、マッサージと飲食の仕事って関係ない。マッサージで稼げるまでの繋ぎって考えることもできる。でも、そうじゃなくって。
どうでもいい場面で、本気を出せる人が、大事な時でも本気を出せる人。
大事な場面で本気を出せる人がチャンスに強い人。
だから、チャンスに弱い人はどうでもいい場面で、手を抜いている人なわけだ。
目の前の患者さんを見ずにセミナーとか行きまくったり(笑)
オレはそうやってライスワークの飲食時代から本気を出して来たからこそ、今、クリエイティブな仕事ができてるんじゃないかなと、自分では自負しているつもりです。と言うことで、うちの治療院にご興味がある方はこちらまで。