野球界にはバットのヘッドを立てるという表現がある。
バットのヘッドとはバットの先の部分。これが下がらないようにすることで、効率的なスイングができる(写真①)
逆にバットのヘッドが下がっているというのが写真②。①と比べて明らかに、バットの先が下に落ちている。こうなるとファールになったり、弱い打球になる。
なぜ、バットのヘッドが下がってはいけないのか?
では、なぜ、バットのヘッドが下がってはいけないのか?
写真2にあるようにポイントは手首の角度にある。
過去のブログでも書いてきた通り、下半身で起こしたねじりの筋反射を、
下半身 → 上半身 → 肩甲骨 → 腕、そして最終的にバットに伝えることで鋭いバットスイングは実現される。
そこで重要なのが手首の角度。
バットのヘッドが下がり、右バッターなら右手首が尺屈(しゃっくつ)と呼ばれる角度に曲げられると、そのねじりの連鎖を伝えることができない。詳しくはこちら↓
グリップ is 小指
田淵氏がいうように、グリップとは小指であると。
つまり、小指の力でバットのヘッドをあげる。手首を立てる。
すると手首と肩甲骨が連動する。
肩甲骨の動きは小指が鍵を握っている。
鍼灸の世界でも経絡(気の通り道)では小指と肩甲骨は繋がっている。
当院では、肩甲骨の痛みや不調を小指を使って治療するケースがあります。
また、アスリートでは小指を治療することでパフォーマンス向上するケースもあります。そのような当院のボディケアに興味のある方ははこちらまで。