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東洋医学と西洋医学の違い 『なぜ東洋医学は進歩しないのか?』

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私は鍼灸師でもあり、治療の根幹には東洋医学がある。

よく、医学(いわゆる西洋医学)は日進月歩だと言われる。

日々、実験が行われ、臨床データが取られ、新しい治療法や薬が開発される。

ところが。東洋医学、鍼灸に関しては3000年前からまるっきり変わっていない。

東洋医学の教科書(中国の古典)はまるっきりアップデートされていない。

にもかかわらず、最近では西洋医学で治せない病気や怪我を東洋医学で治せていたりする。

なぜか?

西洋医学とはレシピ

西洋医学はレシピのようなもの。

例えば、風邪の場合はこういう薬を摂ると良くなる。

胃潰瘍の場合は、こういう治療をすると良くなる。

癌の場合は、こういった手術を・・・

と言った具合に、病気や怪我、それぞれの症状に合わせて治療法、薬が存在する。

今回のコロナのように新しい病気が出てきたら、そこでみんなでレシピ(治療法)を考える。

もちろん、個人差があるので、同じ病気や怪我でも治療法は異なる。

つまり、人の数、病気や怪我の数だけレシピ(治療法)を考えるのが西洋医学。

東洋医学は原理原則

ところが、東洋医学は具体的な治療法というものがない。

あるのは原理原則だけ。

東洋医学では気とか血(けつ)とか津液(しんえき)とか精(せい)とかっていうエネルギー的なものを身体中が巡っていると考えられている。

なんだかんだで、「気」的なものが6種類ある。

その6種類のエネルギーが不足した時、虚(きょ)という病気や怪我になり、

それが詰まってしまった時、実(じつ)という病気や怪我になる。

と言うことは6×2で病気は12種類しかないことになる。

ちなみに精だけはありすぎても詰まって困ることはないので実はない。

なので実際は11種類しかない。

そこに五臓六腑が絡んでくる。

五臓六腑も全部で11個の内臓(のようなもの)なので11種類しかない。

全部で22種類しか病気の原因はないことになる。

なぜ世の中には無限に怪我と病気があるのか?

でも、世の中にはたくさんの病気がある。

それはそれぞれの原因が組み合わさることで複雑化しているから。

五臓六腑の一つ「肝」が病み、気が詰まって病気になるみたいな。

つまり、組み合わせは無限になるわけで。

でも、ちゃんと因数分解したら22個の要素しかないわけだ。

料理に例えると・・

これを料理に例えると。

西洋医学はクックパッド。

例えば、豚の角煮って料理があれば、それに対してたくさんの人がそれぞれのレシピを考える。だから、一つの料理に関して無限のレシピが生まれる。

西洋医学は原理原則

例えば、牛丼・天丼・親子丼・海鮮丼などの丼物。それにカレーにラーメン、ピザ・ハンバーガー。

世の中でメインディッシュとして人が好む食べ物は、全て

炭水化物+肉(または油)と言う組み合わせになっている。

この原理原則を使えば、人間はこういう組み合わせが上手いと感じるよねって法則性が見えるわけだ。

なのでミートローフ丼ってのがちょっと前に流行ったみたいだけど、これもこの法則に乗っ取ってるわけで。

このいつの時代も変わらない原理原則ってのを使って治療するのが東洋医学なわけ。

初めての患者さんでも筋肉を緩められるわけ

当院では、初めての患者さんでも、効率的に筋肉を緩められるのは、無限に治療法が知っているわけでも、無限に知識があるわけじゃない。

筋肉が硬くなる原理原則を知っているから、それに当てはめているだけで。

結局は、怪我の原因ってそう言う意味では有限だったりする。

だけど、症状は無限。

と言うことで、当院の治療に興味のあるかたはこちらまで。

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