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治療院経営でお金より圧倒的に大事なもの

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治療家のほとんどが廃業する

鍼灸・マッサージの学生時代に、ある先生が

「卒業生のうち10年後に鍼灸・マッサージ師をしているのは3割くらい。7割は転職する」

と、言っていた。ほとんどの治療院はうまくいかないし、ほとんどの鍼灸・マッサージ師は転職する。理由は簡単、稼げないから。しかも生活できないレベルで。

稼げないと治療家として死んでしまう。患者さんをないがしろにしているとか、技術より商売に走ったとかじゃない。稼がないと、治療院は潰れるんだ。

まずはコスコから

先日、毎週、お邪魔している患者さんとマッサージの後にCostcoに行った。ちなみに英語ではコスコっていう。コスコはご存知の通り、全てがアメリカンサイズにでかくて、めちゃくちゃ安い。その秘密は、年会費を取っているからなわけだけど、それ以外にもコストカットが随所に見られる。

まず、立地。マンハッタンでもイーストハーレムの外れ、つまり中心地から離れた場所にある。あれだけ巨大施設をマンハッタンのど真ん中に作るとなると相当なコストがかかる。でも、少し外れることでかなり場所代はかなり下げられる。

それから内装。コスコの内装は最低限で箱なども仕入れてきたものをそのまま置いてたりする。そうすることで内装費、商品を陳列台のコスト、陳列する手間(人件費)をカットできる。

結局、これからのビジネスは、一部の富裕層向けビジネスを覗いては、きっとこうなって行くと思う。余計なコストはカットして欲しいモノやサービスだけをダイレクトに提供する。だから、うちの治療院も訪問だけ。つまりコストゼロ。

ちなみに家賃がベラボーに高いNYでは、訪問で美容師をしているってのも聞いたことがある。訪問や、レンタルルームを借りて予約時間だけ使うとか、大きめのオフィスを他のビジネスしている人とシェアしたり。

お金より圧倒的に大事なもの

最初に言ったことと矛盾するように聞こえるかも知れないけど、コストを下げるのは利益をあげるためだけじゃない。それもあるけど、もっとも重要なのは、

コストを下げると、稼ぐ必要がそれほどなくなると言うこと。

例えば、1ヶ月の生活コストが1000ドルなら。ぶっちゃけ一日11人の患者さんで十分生きていける。だからそこまで血眼になって営業しなくていい。営業しなくていいから、リピーターにする必要がない。すると患者さんは信用をしてくれる。信用をしてくれたら、また体調を崩したら当院を利用してくれるし、または別の患者さんを紹介してくれたりする。

そう、お金なんかより、よっぽど信用が大事なわけで。

そのためには嘘をついてはいけないわけで。

嘘をつかないためには、ある程度の金銭的余裕が必要なわけで。

金銭的余裕を持つには、まず生活コストを下げることで。

治療家として生きて行くには、お金持ちで生まれたのでないのなら、生活コストをできるだけ下げることが重要なんじゃないかな?治療家なら技術や知識、患者さんとのコミュニケーションだけじゃなくて、お金の感覚を磨かないと生き残っていけない。

Japanese Massage NYC Kiichiro