今日の何人か患者さんを治療したが、その中に黒人の女性がいた。背はオレと同じくらい。だけど、筋肉がすごくて。聞けば、格闘技をしているんだとか。それで手首を痛めて、また太腿の裏が痛いと。
とにかく柔らかい筋肉
その女性をマッサージして驚いたのはとにかく筋肉が柔らかい。なんというか、柔軟性があって、触っただけで明らかに他の人と違う筋肉。アスリートなんだろうなってことはすぐにわかった。
でも、首だけは異常に硬くて。おそらくここが原因で手首の痛みがあるんじゃないかって感じた。だから、首を緩めたら・・・。不思議なくらい手首の痛みが取れた。
まあ、こういったことは、うちの治療院ではよくある話。
太腿の裏の痛みも同じ。股関節を軽くストレッチをするとすぐに硬さは取れた。
ストレッチだけど肘は伸ばさない
うちで行う肩のストレッチは腕も使うけど、肘は伸ばさない。なぜなら肩をねじることを目的としているから。もともと人間の体は腕や足をねじりながら動かすのが自然であり最も効率的だと考えている。
アマチュアは腕を伸ばして大きく腕を動かして反動を使って力で振る。
でもプロは肘は基本的には曲げたままピッチングを行う。
特にルーキー時代の上原投手は腕の振りがコンパクトで肘はずっと曲がったまま。
投げ終わった後に肘が伸びるくらいか。(こちらの動画の2分43秒から)
肘を曲げるメリット
腕をスイングする時は、文字で説明することはとても難しいんだけど、腕をネジった方が効率が良い。なので、深くねじることができるほどそれは効率的に使える。
これ以上は専門的な解剖学の話になるので割愛するが、深くねじりたいわけ。
で、車のレンチを思い出して欲しい。
これって先が90度に曲がってるわけじゃない?
なんでか?トルクという力が働いて最もネジを回しやすい(ねじりやすい)から。
だから、肘も同じで曲げると肩をねじりやすい。原理は同じ。
ちなみにその黒人女性は後でわかったんだけど、あるスポーツのアメリカ代表で3度のワールドカップに出場したすごいアスリートだった。そんな人にも通用するうちのストレッチに興味のある方はこちらまで。