アメリカ人は肩が凝らないと言われる。だから、マッサージは必要ないと。
アメリカに来て6年。それって嘘だとわかった。
アメリカ人だろうが、ヨーロッパ人だろうが、南米人だろうが、アフリカ人だろうが、白人だろうが黒人だろうが、やっぱり肩は凝るし、腰も痛くなる。
ただ言えることは、日本人の方が肩こりは多い気はする。
日本に蔓延る「背筋伸ばし教」
日本人は子供の頃から「背筋を伸ばしなさい」と言われる。もう、これはある種、宗教に近い。背筋伸ばし教・・・。日本人の多くはその信者で。
そもそも、人間の背骨、脊柱は24個の椎骨から成る。そしてそれはS字のように曲がっている。
これらはエビの背中のように丸くすることもできるし、後ろに反ることもできる。
なのに、日本人は真っ直ぐか背中を反ることはいいのに、丸めることに関して異常なまでにダメ出しをする。
こないだもオレがパソコンをしていると、ある日本人から
「背中が丸まってる!!」
と注意を受けた。
原付と同じ理不尽さ
いや、脊柱は丸まることも反ることもできるわけじゃない?ってことは、状況に応じて、丸まったりすることも反ることも両方必要だということ。当たり前じゃん。
背骨は丸々ようにできてるのに丸めたらダメっておかしな話。
60キロまでスピードが出る原付を30キロで走りなさいみたいなもん。
ならば、30キロしか出ないように作れよ・・って。
猫背も必要な姿勢
だから猫背も必要なんだ。問題なのは猫背なんじゃなくて、猫背に対しての顔の位置、首の角度、腕の角度だったりする。つまり、そこのバランスが悪いことが問題なわけ。そして、そこを治しただけで、うちの患者さんの肩こりはどんどんよくなっていく。
ちなみにアメリカ人は日本人ほど姿勢がよくない。でも、ここでいう姿勢というのは真っ直ぐピンと伸びてない、ということ。なのに、日本人より明らかに肩こりが少ない。これって背筋伸ばし教の信者が少ないからなんじゃないかな?
うちの治療院ではそんな猫背を直すのではなく、首や腕や胸のマッサージやストレッチをすることで猫背のまま肩こりを治す治療を行っています。
当院の治療に興味のある方はこちらまで。