今回は肩の痛みを取るスポーツコンディショニングマッサージ。
まずはこちらの映像をご覧ください。
さて、なぜ一瞬で痛みが無くなったのか、解説します。
筋肉というのは、常にねじられながら動かされています。
例えば、野茂投手はストレートを投げる時もこんな感じ。
ねじる動きに関しては今まで何度もブログに書いてきましたが、一つのメリットとしては怪我をしにくい、というのがあります。
ねじるという動きは肩周りの筋肉を均等に使えるので、どこか一箇所の筋肉を怪我しにくい。実は人間の腕や足はねじられるのが、理にかなった動きなわけです。
ですが、それにはある条件が必要になります。
それが肩周りの筋肉が均等に伸ばされたニュートラルのポジションを取ることです。
このニュートラルポジションのことをゼロポジションと呼びます。
肩のゼロポジションを取ることで、肩周りの筋肉は均等に伸ばされるわけです。
このイメージをテントで例えてみましょう。
真ん中のポールが骨で、周りのロープが筋肉だとします。
このボールが真っ直ぐ立っていると全てのロープは均一に伸ばされてバランスが取れます。ですが、このポールが斜めになったら??一部のロープはたるみ、一部のロープは強く引っ張られる。
筋肉で例えるなら、二の腕の下がブヨブヨになり、肩の上のあたりがガチガチになる、といった感じ。
なので、この動画で行った治療は、ポールを真っ直ぐにして(ゼロポジションを取り)、ゆらゆらと揺らしただけです。これだけで筋肉は全て、一気に緩むわけです。
まあ、それだけでは緩まないことがあるので、補助的に軽くマッサージすることはありますが。
当院ではこのような治療を行なっております。
興味のある方はこちらまで。