巨人の江川卓投手といえば、当時はスーパースターで物凄いピッチャーだった。今は解説とかバラエティとかに出てて、知らない人もいるけど。
その凄さはストレート。浮き上がるような強烈なストレートを投げていた。
32歳で引退
そんな昭和の怪物と呼ばれた江川だけど、32歳という若さで引退をした。理由は、江川が得意とする浮き上がるようなストレートを投げられなくなったから。
本人曰く、肩に痛みを抱えて、鍼治療を受けていたらしい。その鍼治療に関することを引退会見でこう語っている。動画の1分20秒から
鍼治療は一時的?
この会見でも言っているけど、鍼治療は一時的なものであると。
しかもやればやるほどその効果は薄れていくと。
でも、私の解釈は少し違う。
鍼というものは、あくまで筋肉の緊張を和らげるものである。
だから、筋肉の張りを取り、その張りによって引き起こされる痛みが取れる。
だけど、痛みを引き起こすのは体の使い方に関係する。
何度もこのブログでも書いているけど、体の使い方が正しければ(ナチュラルな動き)筋肉の張りや痛みは基本的には起こらない。起きたとしても鍼灸で改善される。
でも、元々の動きが正しくなければ、その筋肉のある一部に負担がかかり、そこに痛みや張りが生じてしまう。
だから、治療というのは筋肉の張りや痛みを取るだけでなく、きちんとした体の動き、投手なら肩甲骨の動きを調整する必要があるのではないかって思うのよ。
選手生命が終わる鍼灸はない
ちなみにこの会見でも話されているが、
「この鍼を打つと大事な試合に投げられるが、来年以降、現役として投げることができなくなる」
みたいな鍼はない。あくまで一時的に痛みを抑えるだけの話。
ボロボロの体で今、痛み止めを使って投げたら肩が本当にダメになるよ、ってだけ。
決して、この鍼を打てば、なんかリミッターを解除して、その代わり肩が壊れるよ、みたいな意味じゃないのであしからず。なぜか、一部の人はそのように誤解している人が多いので。
結局はリハビリが必要
だから、江川投手もそうなんだけど、痛みが治らない人は、どこか体の使い方に問題があるんじゃないかって、当院では考えていて。
だから、どうしたら痛くならなくなるのか?そう言った観点から治療を行う。
特に肩であれば、どんな競技であれ、いや普段の生活でも、痛みが出ないような動きをできるようにストレッチのようなリハビリを行っております。
当院では、肩甲骨は体を動かすためのアジャスターだと考えているので、この肩甲骨が動くようになれば、体の負担は減ると、簡単にいえば、そう考えています。
ということで、当院の治療にご興味のある方はこちらまで。