昨日のブログでも紹介した170センチの大打者、門田博光。
驚きなのはバットの重さ。プロで通常は900gくらい。10gが物言う世界で、1キロの超重量バットを使い、そして鋭いスイングをしていたわけだ。これがいかにすごいかは、他のホームランバッターと比較するとわかる。
身長 バットの重さ
イチロー 180センチ 900g
松井秀喜 185センチ 910g
清原和博 188センチ 960g
大谷翔平 193センチ 905g
では、どのようにして、170センチと小柄ながら、超重量バットを使いこなしていたのか? ↓
体の近くにバットを構える
門田選手は、重いバットを、夏場にも振る必要があると言っている。
※野球のシーズンは年間に140試合あり、シーズン終盤の夏頃には疲れが溜まり、動きが鈍くなってくる。そんな疲れる終盤でも強く振る必要がある。
そんなへばった状態の夏場でも強く振るには
「バットを体にくっつけてスイングする必要がある。」
と門田選手は言っている。理由は下半身から伝わるねじりの連鎖を腕に伝えるには、バットは近くにあったほうが効率よく伝わるから。これについては、また別の機会にブログに書きたい。
弓のようにしなり、虎のように振る
弓のようにしなり、虎のようにガッと振る。これは以前に、このブログでも紹介した400勝投手、金田投手と全く同じことを言っている。
こちらの動画の4分から5分50秒まで↓
バットは軽く握る
バットを握る手も力入れてない。門田投手は
「硬く持ってはダメ、落ちない程度に持つ」
と言っている。これも、あの大投手金田投手と全く同じ。↓ 最初から35秒まで
理にかなったフォームで打ち込みを行うと内転筋が痺れる
そして、門田選手は、
「理にかなったフォームで打ち込みをすると内転筋が痺れてくる」
と言っている。これは、そこまで大きくない大打者落合博満も言っている。
柔よく「柔&剛」を制す
門田選手を見ていくと、身長や筋力に恵まれなくても、筋反射を使い、筋肉の連動で動く、いわゆる柔らかいフォームでスイングをすれば、柔&剛を持ち合わせた大柄なスラッガーにも対抗できる、と思わせてくれる。
そのために必要なのが、「力を抜くこと」と、「内転筋の働き」。
特にこの内転筋を緩めてあげると、どんなスポーツでもパフォーマンスが上がる。
当院では、その内転筋を緩める技術に自信を持っております。
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